どーも、
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著名投資家の鎌倉氏が新刊を出版したので読んでみました。
推奨銘柄95%的中! 鎌倉雄介の株道場―爆上げ株を見抜く法
対象:株の勉強を始めた方
鎌倉 雄介 ダイヤモンド社 2018-01-25
評価:★★★☆☆
※評価基準はこんな感じ
★★★★★:書評読む前に即注文!
★★★★☆:個人的にオススメ、是非購入検討ください
★★★☆☆:書籍代はペイしそう、立ち読みで気に入れば
★★☆☆☆:立ち読みで十分かな
★☆☆☆☆:時間と金の無駄
概要
材料の着目方法と独自PER解釈を基にした自身の投資方法が書かれています。ざっくり言うとポイントはこんなところ。
・こうやって材料を探す
・ニュースの鮮度に注意を払う
・PERは経常利益から算出する
著者経歴
著者の鎌倉氏の経歴は以下の通りで、株歴50年を超える御大。学生時代から株取引開始
↓
平凡社に入社し百科事典の編集
↓
「株式市場新聞」を発行していた市場新聞社へ転職
↓
市場新聞投資顧問の社長として有料で銘柄推奨
↓
専業投資家、ブログ「鎌倉雄介の株道場」を運営
※詳細はこちら
材料の発見と鮮度
材料発掘は主に四季報だそうです。鎌倉氏は四季報を発売日前日に通読し、掘り出し銘柄を見つけるというものすごい方なのですが、アマゾン配送問題が起こっているときに発売された四季報で遠州トラックにアマゾンに関する記述を見つけ、発売日のストップ高を取ったというような実例が紹介されています。
また、材料となるニュースや四季報やYahooファイナンス等に載っている決算数字がいつ時点のものかをしっかり把握する重要性を説かれてます。これにはとても共感します。
独自PER算出
独自PER算出が鎌倉式投資のキモの部分。簡単に言うと、一過性の特別損益に振り回されず、
(経常利益x0.7)/株数
で、みなし1株利益を計算しましょう、特に特損出て一見PERが上昇してるやつは狙い目だよ。って感じ。
(一般的に出されるPERは特別損益を含む純利益から計算されています。)
ただこのようなPERの計算は中級者以上であれば当然知っている/やっていることなので、特段新しい発見とはならないと思います。
気になるのは国際会計基準(IFRS)について触れてないとこ。
IFRSだと特別損益が営業利益に入るから本に書いてあるやり方じゃだめなんですよね。
(中小型中心で、IFRS適用してないとこ多いからか??)
個人的にはIFRS対応をどうやってくかが一番知りたい。
(地道に決算書見てくしかないんでしょうか??)
まとめ
株を始めたばかりで勉強中の方は読んでみてもよいと思います。ただ、コアである独自PERの算出については、前著「株投資法でストップ高連発株が続々見つかる!」の内容と同じだし、実例を更新した程度(+なぜか不動産投資情報)しか違いが感じられないので、コスパ的には前著を古本で買ったほうがよいかも。
さらにAmazon Kindle Unlimitedだと無料だし。
(材料探しも前著にも書かれてます。)
前著既読者や中級者以上の方はまずは立ち読みして判断かな。
「鎌倉式」株投資法でストップ高連発株が続々見つかる!
鎌倉 雄介 すばる舎 2014-03-14
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