おすすめ投資本



優待投資

スタバ株は1月に買え! 10万円で始めるイベント投資入門

夕凪 東洋経済新報社 2014-04-25

失業マンに優待先回りハロウィン投資を教えてくれた本。
優待株の先回り投資を中心に相場のアノマリーをの検証等が書かれてます。
優待投資はもちろんのこと、株価の季節性・秋~春が強く、春~秋が弱いも大変参考になりました。
ある程度常識的なことかもしれませんが、知っていると知らないでは大違いだと思います。
発売から1年以上たっているので、ブックオフなんかにも並んでいるかも。
なお、スタバ株は上場廃止になってタイトルが残念なことになってしまいましたが、内容は現在も使えるので安心してください。


上がる優待株を買いなさい(相場の福の神が教える利益を出す優待投資)

藤本 誠之 自由国民社 2015-06-17
SBI証券の著名アナリスト、藤本誠之氏の本。
藤本氏はウェブ、ラジオ、雑誌等のメディアによく登場するのでご存知の方も多いと思います。
"スタバ株~"よりもさらに突っ込んで優待先回り投資について触れています。
さらには雑誌先回りのようなセコイ小技も随所に紹介されており、それも失業マン好みです笑
ちなみに藤本氏は2015年に4冊も(しかも全部下半期に!)出版されてますが、「株で儲ける日経新聞の読み方」、「株は連想ゲームだ!」は内容が似通っています。
個人的にはこれが一番かな。






東証一部昇格投資

昇格期待の優待バリュー株で1億稼ぐ!

v-com2 すばる舎 2015-08-18
過去にも本ブログで取り上げ、発売前後で散々ネタにさせていただいた本。
著者はブログ・「21世紀投資」を運営し、最近マネー誌でも頻繁に見かけるv-com2氏です。
本書の感想は過去のエントリーを見ていただきたいのですが、東証一部昇格先回り投資をするなら必読の本です。
正直、この本はこれでもかってくらいノウハウを公開しているので、この本の影響で最近、昇格先回り投資のパフォーマンスが落ちているのでは??とも感じています・・・
逆に言うとそれくらい勉強になるってことですが。
詳しくはこちらの書評で。


スタートアップ

元手50万円から始める! 月5万円をコツコツ稼ぐらくらく株式投資術

JACK ダイヤモンド社 2010-04-16
種が100万円以下の人には特におすすめの本。
これは投資手法とかではなく、株式投資のための節約手法を紹介したもの。
帯に「小金を稼げ」とあるように、四季報やマネー誌のただ読み、セミナー資料をヤフオクで売ってセミナー代回収、証券会社の担当と仲良くなってIPO株ゲット等つるセコ技の連発です。
行動力いる技が多く使いづらいかもしれませんが、証券口座開設でキャッシュバック狙いは、気軽にできて数十万の種を作ることができる価値ある手法ではないでしょうか。
失業マンもこれはやりたかったのですが、家族に内緒では難しく断念。
ご家族に理解がある方は是非やったほうがいい。この手法を知るだけでも価値のある本。






暴落への備え

最強の「先読み」投資メソッド

土居 雅紹 ビジネス社 2015-02-20
これからの先行きに警鐘を鳴らすネガティブな本(2015年2月出版)。
著者はeワラント証券アナリストの土居氏。
土居氏はラジオ日経のザ・マネー(月曜)のレギュラーで、その分析力がとても素晴らしいと思ってます。
また、リンクも張ってますがコラムもイイ!
そんな土居さんの渾身の1冊で、日米欧の量的緩和から始まった株価上昇を"量的緩和バブル"と呼び、そのバブルの弾けるタイミングや崩壊後の急落への対処方法を提案してます。
緻密な分析に基づいた予想なので、一理ありとして失業マンにも2016年は多少警戒しないといけないなぁと思わせてくれた1冊で、イケイケドンドンの方にはブレーキの意味で読んでほしい本です。


ノンフィクション

生涯投資家

村上 世彰 文藝春秋 2017-06-21
村上ファンドで一世を風靡した村上世彰氏の最初にして最後の著書。
ニッポン放送、阪神鉄道、東京スタイルなどへの投資で世間を騒がせ、ワイドショー的に一挙手一投足が報道されましたが、村上氏は何を考え、どのような理念に沿って行動していたのか。
その投資哲学、日本企業、日本の経営者たちへの見方はどうなのかを語ってくれています。
意外な内面や、実はシンプルな投資手法も知ることができます。
投資力アップには直接結びつきませんが、とても熱い想いがこもった一冊です。
詳しくはこちらの書評で。


野村證券第2事業法人部

横尾 宣政 講談社 2017-02-22
著者は元野村證券エース営業マンで、オリンパスの飛ばし・粉飾決算の「指南役」として逮捕・起訴されて、現在最高裁で係争中。
前半ではバブル時代の証券営業の実態を、後半はオリンパスの暴露話。
オリンパスは裁判中なので自己弁護っぽくどこまで本当かは怪しいですが、前半の野村證券時代はとてもおもしろい!
・殴るのは日常茶飯事、奥さん同伴で説教も
・絶対損する金融商品を売るのに地方紙を購読している金融知識に疎い人を狙う
・「客に売る」ではなく「客を嵌める」というのが社内用語
等の野村證券の手数料を稼ぐための苛烈な営業実態が赤裸々に書かれてます。
エンターテイメントとしておすすめ。
詳しくはこちらの書評で。