参議院選挙前に馬鹿には選挙権をやるな!という暴論について考える



どーも、社会派ブロガー・失業マンです。


来週末は参議院選挙ですね。
結果は株式市場にも大きく影響を与えるので要注目です。

イギリスのEU離脱の国民投票の一連の騒動、

やっぱEU離脱ヤダ、再投票させて、Bregret(涙)、

を見てて、以前知り合いが言っていた暴論を思い出しました。

ある男性の暴論

彼は、

「馬鹿に俺と同じ選挙権やるんじゃねー」

と言ってました。

背景として18歳に選挙権年齢を引き下げるのが決まった時期で、18歳であれば高校生も含まれるため、彼曰く、一部の進学校に通う高校生以外は、国会と内閣、衆議院と参議院の違いもわからないんだから、選挙権の緩和必要なしとのこと。

さらには、緩和するんじゃなくて、自分のように政治・経済に関心、知識があり、判断力も高い人にのみ選挙権を与える、つまり明治時代のように制限すべきとも言ってました。

※ご参考
1890年に実施された初の総選挙の選挙権は、

直接国税15円以上を納める
満25歳以上の
男性

と制限されたもので、対象は全人口の1.1%だったそうです。

酔っぱらって無茶苦茶言ってるなぁ~と当時は話半分に聞いていた失業マンですが、イギリスの国民投票を見て、一理あるかもと思い始めています。


選挙の世代間闘争

一方で、英語の国民投票は世代間闘争の結果でもありました。

残留派の若者   vs 離脱派の老人

これは先日大阪であった都構想と全く同じ構図です。

都構想賛成の若者 vs 現状維持の老人




若者の悲痛な声

イギリスでは老人側が勝ったため、このような声がありました。
(大阪でも恐らくあったと思います。)

「USBの使い方もわからないような世代によって混沌がもたらされた」

「戦後のベビーブーム世代の判断ミスによって金融危機が引き起こされ、若者に大きく影響する緊縮策がとられ、そして今度はEUを離れろと。しかも、もたらされる結果をほとんど見ることなく生涯を終えるのに」

「多くの若者は、英国籍をもつご老人たちより、スペインやオランダの若者との方が多くの共通点を持つ。職場やSNSでの経験から、国境を超えると信じてきた未来は奪われてしまった」

「16、17歳の声は聞いてもらえなかった。私たち自身より90歳の人の方が、私たちの残りの人生を決める力が強いなんて」

最後の悲痛な声は高校生によるものですが、これは刺さりますね。



16,17歳に選挙権が与えられてないのは、判断力・知識がないとか、税金を払っていない、あたりが理由だと思いますが、それなら一部の老人からも選挙権を奪わないと理屈としてはおかしくなりますよね。

認知症、寝たきりの老人に判断力、知識があると思えないですし、オムツ(自身で排泄行為がなきない)している老人もクエスチョンマークが点灯します。
ただ、税金を線引きすると年金生活者が全部ダメになって、ちょっとやりすぎな感じもするかな。


落としどころは緩和風味の制限?

現在の失業マンの考えとしては、未来ある若者や現役世代に選挙権の拡充・老人の選挙権の制限するのがいいんじゃないかなーと思っています。

でも、認知症だからと言って選挙権を剥奪してしまうのは通らないと思うので、

・選挙権を16歳から
・ただし16~19歳が選挙権を得るには試験にパスする必要有
・所得税の納税額に応じて最大10票まで投票権を付与

っていう一見緩和したように見えて、実質制限したものが落としどころでしょうか。

試験は非現実的そうですが、新たな利権になりそうだしいけるんじゃないかと思います。
できれば老人にも受けさせたいのですが。

普通選挙を否定する内容なので、こんなことリアルで提案したら大バッシング浴びそうですが、実行してくれる胆力のある政治家いなかいなぁ。

でも政治家のセンセは、世襲や名前連呼で勝てる現行の愚衆政治の方が都合がいいんですかね。

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