【書評】超実践 株式投資のプロ技/高野譲(彩図社 )★★★★☆



どーも、パクリ先回り投資家こと失業マンです。


移動の時間つぶしとして買ったんですが、意外によかったのでご紹介。

超実践 株式投資のプロ技

高野 譲 彩図社 2018-05-01
対   象:初心者向け書籍が物足りない中級者
おすすめ度:★★★★☆

※評価基準はこんな感じ
★★★★★:書評読む前に即注文!
★★★★☆:個人的にオススメ、是非購入検討ください
★★★☆☆:書籍代はペイしそう、立ち読みで気に入れば
★★☆☆☆:立ち読みで十分かな
★☆☆☆☆:時間とお金の無駄

概要

ファンダからテクニカル、損切についてなどを網羅的に紹介する投資本。
こういう浅く広い本はよくあるんですが、それらと決定的に違い、本書のおすすめのポイントでもあるのは中級者向けであること。

著者の高野氏は機関投資家歴10年らしく、プロはこの状況ではこう考えて、こう動くと書かれており、なるほどなぁと納得しました。

初心者向け投資本との違いは・・・

初心者向けの本だとファンダの場合は「PERとは?、PBRとは?」、テクニカルは「デッドクロスとは?」みたいに、”株を始めよう!”的な入門サイトで無料で書いてあるようなことばかり。

本書は、
  • なぜ日々公表や空売り禁止等の信用規制措置で上昇が止まるのか
  • ブレイクアウト投資は月足など長いタームのトレンドを見ながら行う
  • 機関投資家が食いに行く厚い板を利用した投資方法
などを機関投資家の目線で具体的に説明してくれます。

板読みなんかは全体の5%程度しかページ数は割かれてませんが、以前読んだ板読み本より勉強になったかも。

もちろん知ってたこともありますが、改めて説明されることで知識の幅が広がりましたし、また当然ながら知らなかったことも多々あったりして知識の補完にもなりました。
(フィボナッチや移動平均線絡みの一部のテクニカル投資だけはあまり参考にならず笑)

まとめ

これを読めばある投資法が身について、明日から使えるってことはあまりないように思いますが、中級者にとっては投資知識が底上げされるのは確実です。

投資本においては使える知識が1~2つあれば書籍代の1,500円程度はすぐに回収できます。
そういう意味において、この本での気づきは、(失業マンにとって)1~2個どころではなく、しかも末永く使えそうな知識なので大満足の1冊で、著者の過去の本も買ってみようかと思ったほど。

評価も★5つにしようか迷った。でも読書前の期待値の低さと失業マンの実力にマッチしたからなので、4つに。
上級者にとっては知ってるよ~ってことばっかりかも。

これを追加で買ってみました。
株式ディーラーのぶっちゃけ話
高野 譲 彩図社 2016-02-12

著者の初心者向けの本はこれかな?
図解 株式投資のカラクリ
高野 譲 彩図社 2017-06-27

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